
昨年の8月末にブログを作り半年が経とうとしています、青海ゆうきです。
最初は何もわからない状態からスタートしたブログ運営だが、半年間続けてだいぶ落ち着いてきた。
そこで僕がブログを開設してから今日までやってきたことや、気づいたこと、これからのことをまとめたいと思う。
これからブログを始める人が無駄な時間を費やさずに、自分の理想のブログを最速で作るために僕の失敗から学んだ経験談も書いていくので是非読んでもらいたい。
後半にはアクセス数の推移についても触れていく。
これからブログを始める人が開設前にやっておきたいこと
ブログを作って開設するまでには人によって手間の具合が違う。
例えば無料ブログで趣味としてただ文章を残しておきたいだけならば、どこのブログを使うか決めるだけで簡単に始めることができる。
今あるブログだと、はてなブログ、ライブドアブログ、アメーバブログ、などがメジャーなところだろうか。
無料で始められるブログはデザインもあまりカスタマイズできないので始めてしまえばただ文章を書くことしかやることがない。
せいぜいプロフィール文を考えたり、ヘッダー画像を用意することぐらいだろう。
無料ブログの良いところは、同じブログを使っている人からのアクセス数が見込めること、維持費がかからないことだ。
趣味でブログを書くのにお金をかけたくない人は無料ブログで十分だと僕は思う。
あわよくばブログで広告収入などを得たいと思っているならば、最初から無料ブログは使わずに、サーバーと契約して独自ドメインを習得することをオススメするが、あわよくば、ぐらいにしか思っていないなら収益化することはほぼ不可能だと思ったほうが良い。
ブログで稼ぐのはそんなに簡単ではない。よほど文章に個性があってたくさんの読者がつくような人でない限り、ただ日々の日記を晒しているだけでは収益化どころかアクセス数も見込めないのが現実だ。
そうではなく、ブログでしっかり収益を出したい、脱サラしたい、有名ブロガーになりたい、としっかりとした目標がある人は、問答無用で有料サーバーと契約し、独自ドメインをとるべきだ。
何故有料サーバー、独自ドメインが良いのかというと、広告を自由に掲載できるからだ。
無料ブログには制約があって、そのブログで決められた範囲の広告しか掲載できないし、自分の収益に繋がらない広告も入ってしまい、思うように自分の広告へ読者を導くことができない。
ここからは無料ブログではなく自分でサーバーを契約し維持費をかけてブログを始めたいという人に向けた話になる。
色んな契約や手続きをする前に絶対やっておくべきことがある。
それは、ブログの完成図を作ることだ。
これを最初にやらないで後からやると非常に面倒で時間も余計にかかる。
僕は最初、だいたいの完成図を頭の中にイメージして始めたのだがこれは大失敗だった。
これからブログを始める人には以下のことを最初にやっておいてもらいたい。
・カテゴリーを設定する
・読者層を決める
・収益化の方法を決める
サイトの設計図を書く
サイトの設計図とはコンテンツの種類と配置を書いた図のこと。
MUBOOKを例にサイトの設計図を書くとこんな感じになる。
コンテンツの種類を配置を決めたら、イメージカラーを決める。
MUBOOKではメインを白、サブを黒、グレー、アクセントに赤を使用している。
色は見出しの色やヘッダー画像にも影響するので最初に決めておいたほうが良い。
カテゴリーの設定
特定のジャンルの記事でも、雑記ブログでも大まかなカテゴリーは最初に設定しておく必要がある。
上記の図にも書いたように、カテゴリー別の記事一覧などを表示させたい場合は最初にカテゴリーを設定しておかないとデザインの面でも中途半端になってしまう。
カテゴリーはあとから名前を変えたり内容を変えることは可能なので、とりあえず大カテゴリーぐらいは設定しておくとデザイン面でもスムーズだ。
デザインの面だけでなく、ブログを作って記事を投稿する時にもカテゴリーの設定は必須になるので、自分が書く記事に応じてカテゴリーを設定しよう。
読者層を決める
自分の記事をどんな人に読んでもらいたいか、どんな人に向けた記事を書くのかを決めておくと、記事ストックがなくなった時にアイデアを出しやすい。
そして読者層を決め、ターゲティングした上で文章を書くと、たまたま来てくれた人がリピーターになってくれる可能性も高い。
それから、ランキングサイトに登録する場合でも、アフィリエイトをするためにASPに登録する場合も、ブログの説明欄というものがあり、自分のブログがどんなブログなのかを書かなければならない。
カテゴリーと読者層を決めるのはセットにして考えた方が良いだろう。
収益化の方法を決める
ブログで収益を上げるには大きくわけて二つの方法がある。
1つはGoogleアドセンスの利用。
もう1つはASPへの登録だ。
GoogleアドセンスはGoogleが行っている広告掲載で、審査に合格するとブログに広告を設置することができ、その広告をブログに訪れた人がクリックすることで収益が発生する。
1クリックいくらと決まっているわけではなく、サイトの訪問者数や広告の数、種類で値段は変動する。
広告の内容はGoogleが決めるのでこちらが指定することはできないが、広告のカテゴリーを絞ったり、表示させたくない広告をブロックすることは可能だ。
ASPの登録は広告内容を先に選んでそれを紹介するように記事を書きリンクを設置し、そのリンクから商品やサービスを読者が購入すると収益となる。
こちらはほとんどクリックでの収益は発生せず、購入や契約が成立して初めて収益となる。広告内容によっては1件数千円から数万円の案件もあり、ジャンルに特化したブログではとくに効果が期待できる。
アドセンスにもASPにもそれぞれ規約があり、規約が守られていないと使用ができなくなることもあるので利用する前には規約をしっかりと把握する必要がある。
アドセンスでは、記事の内容に制限がある他、広告の設置場所にも気をつけなくてはならない。
ASPにも規約があるので登録する際には目を通しておく必要がある。
実際に審査に出したり、登録するのは記事がある程度出来上がった後になるが、どちらをメインに使用するかを決めてから記事作りをした方が、審査に受かりやすくなる。
以上がブログを開設する前にやっておきたいことだ。
とくに設計図とカテゴリーの設定は優先してやるべきだと断言しておく。
設計図を作らずにブログを作ると、ブログをデザインしながらカスタマイズをしていくことになる。
HTMLやCSSの知識が豊富ですぐに作れる、という人でない限り、カスタマイズはネットで調べながら地道にやらなければならない。
これは今までサイトデザインをしたことがない人や無料ブログしか使ったことがない人にとってはかなりの労力を要する。
僕は多少知識がある状態でスタートしたが、それでもここまでブログを作り上げるには数か月かかった。
こんなに時間がかかった原因は設計図を書かなかったせいで、なんとなくデザインを変更しながらやってきたことにある。
仕事もしているのでブログに費やせる時間は平均して1日4時間ぐらいしかない。
この4時間をフルに文章を書く時間にあてることができたら、きっと同じ期間でも記事数は数倍違っただろう。
ブログで成果を出すためには記事数が大事だ、ということをブロガーさんたちがこぞって言っている通り、記事数は検索順位を上げるためにも、またブログに訪れてくれた人の滞在率を上げるためにも重要なことだ。
半年もやっていて、記事数が30しかないなんて恥ずかしくて本当は言いたくないが、こうならないためにもこれからブログを始める人は最初にやるべきことをしっかりやってからスタートしてもらいたいと思う。
ブログを開設する
やるべきことができたらブログをスタートさせるためにサーバーの契約とドメインの取得、そしてWordPressのインストールをする。
サーバーの契約とドメイン取得
初めての人にはサーバーとかドメインとか何のことかわかりづらいだろう。
簡単に言うとサーバーはネット上の土地、ドメインは住所だ。
僕はエックスサーバーを使っている。色々なサーバーがあるがエックスサーバーはとても安定しているし、管理画面もわかりやすい。
キャンペーンで初めて契約する人にはドメインが1つ無料でもらえたりそのドメインの更新料もかからない。
ドメイン料金はドメインによって様々だが、年に1000円~3000円ぐらいかかるのでこれがずっと無料なのは嬉しい。
そしてエックスサーバーは独自SSLが無料で使用できる。
独自SSLは通信のセキュリティーを高める機能。サイトを見た時にアドレスの左に鍵マークがついているのがSSL通信をしているサイトになる。
アドレスもhttpではなくhttpsとなっているのでパッと見でもわかりやすい。
SSL化しているサイトは検索でも優遇されるので検索順位より上位にするためには必須となる。
これを最初からやっておくととても楽だし、あとからやるのは手間がかかる。
とくにSSL化を有料で行う場合は手続きや設定もややこしくなるのでできることならサーバー契約、ドメイン取得、SSL化はセットで行ったほうが良いと思う。
それが全てセットでできるエックスサーバーは初心者にもオススメだ。
エックスサーバー公式サイトはこちらから
WordPressのインストール
サーバーを契約したらすぐにでもブログを始められる・・・
というわけではない。
このままでは素人には何もできない。
ブログを始めるにはWordPressを導入する必要がある。
WordPressというのは簡単に言えばブログを作るためのアプリのようなものだ。
ホームページビルダーというパソコンのソフトを知っているだろうか?
あれはパソコンでホームぺージを作るためのソフトだが、それに似ている。
WordPressはネット上からサーバーにインストールすることで使えるようになり、
WordPressには無料のテーマというのがいくつもあって、テーマを利用することで簡単にサイトの見た目を変えることができる。
どのテーマにするかは自分のブログイメージに近いものを選ぶか、SEOに強いと評価の高いものを選ぶのが良いだろう。
僕は今のところ無料のテーマは「LION BLOG」と「Cocoon」、有料テーマは「AFFINGER4」を使用している。
(このブログでは「Cocoon」を利用)
テーマをインストールしたら設計図に従ってコンテンツを配置したり、ヘッダーなどの画像を入れていく。
細かいデザインをする前にWordPressで記事のカテゴリーやメニューを作っておくとスムーズに作ることができる。
はじめてのブログをワードプレスで作るための本 [ じぇみじぇみ子 ]
ブログを公開するまで
ブログを開設して公開できるようになるまでは「WP Maintenance Mode」というWordPressのプラグインをインストールして有効化しておくと、メンテナンスモードとなり他の人にはブログを見ることができないようになる。
作りかけのブログを見られたくない人やある程度記事数を作ってから公開したい人は「WP Maintenance Mode」を有効化しておくと良いだろう。
公開できる状態になったら無効化することでメンテナンスモードを解除できる。
ブログをやっていて気付いたこと
アクセス解析や、アナリティクスの分析をもとに、どんな記事が読まれて、滞在率が伸びやすいのかを自分なりにまとめると
というのが共通していることだった。
ネット上には情報は溢れかえっているので、表面だけの内容では読者は満足できない、ということなのだと思う。
記事の書き方
記事を書く時は、先にリサーチして、一気に本文を書いて、それから体裁を整える。
ながら作業をしながらだと文章が変になってしまうし、流れもつかみにくくなるので、調べることがある時は先に全部調べておいて、文章は一気に書いて、最後に見出しタグや太字だったりマーカーを引くなどの作業や画像の挿入をしたほうが効率良くできる。
関連記事を本文中に入れる
WordPressのテーマやプラグインを使うと、本文下に関連記事一覧を表示させることはできるのだが、それとは別に特に関連性のある記事を本文の中に入れると回遊率が高くなる。
それもブログカードより、文字リンクのほうが効果が高いように感じる。
MUBOOKのアクセス数の推移
ブログを始めてから3ヵ月間、自分のアクセスもカウントしてしまうという超初歩的なミスをおかしてしまっていたので10月までは正確にはわからないが、それを差し引いて見てみると月間のページビュー数は
2018年9月 (2カ月目):800PV
2018年10月 (3カ月目):500PV
2018年11月 (4か月目):600PV
2018年12月 (5カ月目):1600PV
2019年1月 (6カ月目):3800PV
とだいたい右肩上がりで、記事数が少ないわりには順調のような気はする。
流入はほとんどGoogle検索からで、SNS(TwitterやInstagram)からのアクセスは非常に少ない。
これからのこと
これはもうひたすら記事を書く。
これしかない。
気づいたことをもとに、記事数だけでなく一つ一つの記事のクオリティーを上げていけたらいいなと思っている。
まとめ
ブログを始めて半年、自分で調べながら試行錯誤しながら作り上げてきたが、本当にやりたいという意志がなければ挫折してしまう局面が何度かあった。
もし、ブログ一本で生計を立ててやる!なんて思っている人がいたら、声を大にして「早まるな」と言いたい。
在宅ワークで月30万とか、ブログの収入だけで生きているノマドワーカーなんてのはほんの一握りの人間しかいない。
それにも関わらず、それがいかにもすぐにできることかのようにSNSなどで拡散されているのが現実だ。
そういう話の100%が嘘というわけではないが、もし本当にやりたいのであれば仕事をしながらでも少しずつやっていって、どういう風に稼いでいくのかを自分で体験したほうがいい。
その中でもっとこうしたいという部分が出てきた時に、アドバイスやノウハウを有料で購入するというのは選択肢としてありだと僕は思う。
これからは月に1回はアクセス数の報告などの記事もあげていくつもりだ。
ブログを最近始めた人、これから始める人、一緒に頑張りましょう。
ノマドワーカーという生き方 場所を選ばず雇われないで働く人の戦略と習慣 立花岳志/著