ガゼットの古き良きおすすめの名曲10選を紹介

ガゼット おすすめ 名曲 音楽

部屋が36度なので夏はネカフェに住んでいる青海ゆうきです。

 

80年代〜90年代がビジュアル系黄金時代だとするならば、2000年前後は第二次ビジュアル系黄金時代と言ってもいいのではないだろうか。

 

この頃、音楽雑誌によく出ていたバンドと言えば、DIR EN GREY、蜉蝣、ムック、メリーそして今回紹介するガゼットなどほとんどが今も活躍中のバンドだ。

 

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ガゼットについて

 

2002年に結成した5人組ビジュアル系バンド。

バンド名はカセットテープ(デモテープ)のような古き良き物を今に伝えるという意味が込められている。

歌詞はボーカルのRUKIがほとんど作っており、CD制作の際はメンバーが持ち寄ったデモの中から選出している。

当初、作曲・編曲のクレジットは「大日本異端芸者の皆様」と表記されており、バンド名も「大日本異端芸者ガゼット」とキャッチコピーと共に名乗っていたが、メジャーデビューに合わせる形で「大日本異端芸者」という名前は捨て、「the GazettE」とバンド名の表記を変更し、作曲・編曲クレジットも「the GazettE」に統一された。

 

大日本異端芸者を名乗っていた初期はいわゆる中2病に近い楽曲が多く、タイトルも漢字+カタカナであったり、黒歴史時代の詩のタイトルのようなものも存在する。

「大日本異端芸者というキャッチコピーは早く捨てたかった」とメンバーが語っていたこともあり、つまりはバンドが中2病を患っている青年期から脱し「死とは何か、生とは何か」など哲学的なことを考える大人へとなっていったのだと僕は感じた。

※僕は自分自身のことを中2病だと思っているので、ここに書いてあることは批判ではなくむしろ肯定であると理解していただけたら幸いだ。

 

インディーズ時代はDIR EN GREYのパクリだと揶揄されたりしていた。有名になればそれだけ批判する者も増える。ちなみにDIR EN GREYは黒夢のパクリだと言われていた。(全然似てない・・・)

僕がこの二つのバンドの曲を聴くかぎり、雰囲気が似ている曲はたしかに存在するが、パクリと言うほどのものではないし、それぞれ個性のあるバンドだと思っている。

唯一、曲の雰囲気が時期で変化していく方向性が似ているというのは感じられる。

 

古き良きおすすめの名曲10選

 

今回は僕の最も好きな2002年〜2009年の間の曲(インディーズ時代〜メジャーデビュー初期)の中からおすすめの10曲を紹介する。

この頃の曲はキャッチーなメロディーとわかりやすいバンドサウンドで、シャウトはほとんど使っておらずとても聴きやすいものが多いのが特徴だ。

 

貴女ノ為ノ此ノ命

 

タイトルからしてヤバさを感じるガゼットの人気曲。

引きこもりで根暗な僕が、お人形遊びを止めて盗撮を始めたらレンズ越しの貴女(きみ)に恋をしてしまうというお話。

恋をしてしまうが僕は胸が苦しいとか痛いとか、傍にいるのに触れられないのが悲しいと嘆くばかりで実際に何か行動に移すわけではない。

そして最後に、これは全て妄想ですというオチだ。

 

歌詞だけ見るととても痛い曲だが、実際曲を聴いてみると激しく単調気味なメロディーの間にある切ないフレーズが心に刺さる。

とくに1番のサビが終わってからの間奏明けのメロディーは歌謡曲テイストの哀愁と悲嘆に満ちており、これまでの単調さとのギャップで一気に心を惹きつけられる。

 

 

別れ道

 

ガゼットのデビューシングル。

恋人がすれ違いによって別々の道を歩むことを決意するという別れの歌。

アップテンポで軽快な曲なのに、切ない気持ちになる。

喧嘩ばかりの毎日だったが、本当は好きで好きで仕方ない。

しかしお互いのことを考えると別れた方がいいという結論に至るという王道失恋ソングをガゼットらしいテイストに仕上げている。

これがデビュー曲というのが驚きだ。

 

 

幸せな日々

 

2003年11月に発売された三枚目の三曲入りシングル「午前0時のとらうまラヂヲ」の中の一曲。

先ほど紹介した「別れ道」に出てくる男女の女性視点での曲で、二曲を聴くとどうして別れることになったのかがよくわかる。

「別れ道」と比べて少しだけテンポが遅く、歌い方もねっとりとした女性っぽさがある。

 

 

ザクロ型の憂鬱

 

2004年7月に発売された四枚目のシングル曲。

ざっと聴くと何かの病気で入院している僕といつも見舞いに来る彼女のお話なのだが、曲後半の台詞を読むと、彼女が死んでしまっていることがわかる。

病気の僕を生かすために死んだ彼女。

調べていくとどうやらこれは心臓移植をテーマにした曲らしく、つまり彼女は僕のために自殺した、ということだ(普通に生きたまま心臓移植はできないので)。

曲は明るい感じで軽快な印象なのだが、よくよく考えると狂気じみている。

 

七月八日

 

「別れ道」の別れから二年後のことが書かれた作品。

男性視点の歌詞である日まだ忘れられない彼女のことを見かけたが、彼女は新しい恋人と手を繋いで歩いていたという切ない終わりを迎える。

 

この曲を聴いて気づいたのはサビのコード進行が「別れ道」と同じであるということ。

同一人物の歌ということを意識してあえて同じコード進行にするという遊び心が面白い。

コード進行って何?という人は、「七月八日」のサビのところで「別れ道」のサビを同時に歌ってみてほしい。うまく重なるはずだ。

 

 

さらば

 

ガゼット流反戦歌。

タイトルの「さらば」とは、昔日本の国のために戦争で死んでいった人たちへの言葉。

ビジュアル系バンドはよく戦争や社会問題をテーマにした曲を作る。

人間の闇の部分を歌うとなると、必然的にそういったテーマが出てくるのかもしれない。

 

 

花言葉

 

自分をやがて枯れゆく花にたとえたミドルバラード。

 

貴方は何時も通りすがる度に優しく撫でて呉れた

雨の無い日は水を呉れた 強く生きる様にと

貴方は何時しか姿を消し 私はまた一輪虚しく咲く

花言葉/作詞:流鬼 作曲:大日本異端芸者の皆様 歌:the GazettE

 

 

私が片思いをしている貴方は道端に咲いた花にも水を呉れるような優しい人間だ。しかしいつの間にか姿を見せなくなった貴方。

 

 

枯れるだけの花に呉れる水などない

腐るだけの花に注ぐ光などない

ただ死期に怯えながら闇の中這いずり回る

今光探しながら闇の中這いずり回る

花言葉/作詞:流鬼 作曲:大日本異端芸者の皆様 歌:the GazettE

 

 

自暴自棄になりながらも生きようと光を探す私。

 

 

貴方なら貴方だったら

此処から助けて呉れると思っていた

花言葉/作詞:流鬼 作曲:大日本異端芸者の皆様 歌:the GazettE

 

 

「私」は「貴方」に依存していた。

貴方だったら私をこの闇から救ってくれると思っていた。

こんな私にいつも優しくしてくれた貴方。

だけど貴方にとって私は特別な存在ではなく、誰にでも優しい存在であった。

ただただ切なく苦しい歌詞。

病んでいる時にとくに聴きたくなる一曲だ。

 

 

東京心中

 

恋人の夢のために一緒に上京し、二人で暮らすことを決めた女性のお話。

しかし東京での生活はうまくいかず、最後は二人で心中してしまう。

レトロポップで歌謡曲のようなメロディーと合間に入る語りが演歌を思わせる。

 

 

 

泣ヶ原

 

イントロから暗く悲しい世界観をかもしだす「泣ヶ原」はこれまでの曲の歌詞に比べ難しい漢字や表現が多く暗喩的な歌詞になっているため何のことを歌っているのかすぐにはわかりづらい。

この曲はインターネット世界を描いた曲で、実名も晒さずに人を傷つけることも容易いネットの闇に溺れていく、という内容だ。

 

「泣ヶ原」は戦争に行った人を待っているという言い伝えのある場所で、戦争に行った人を待ち続ける孤独感とネットで孤立していくというイメージが重なったことからこのタイトルがつけられた。※1

 

本来の「泣ヶ原」のイメージも曲に混ぜているのか、サビ前の間奏からは琴の音色が響いき漢字の使われ方などを含めどことなく和を感じる曲に仕上がっている。

曲の最後にはキーボードを叩く音が入っている。

 

※1『Neo genesis』Vol.37、36頁より

 

紅蓮

 

CMに使われたこともあり知名度の高い曲。

生まれることのできなかった子供について書かれた曲で、命の尊さを歌っている。

イントロには赤子の心臓の音(もしくは羊水の中で聞こえる母親の鼓動)が入っている。

 

「BURIAL APPLICANT」と対になっており、「紅蓮」は親の視点、「BURIAL APPLICANT」は子供の視点で描かれている。

メロディーも秀逸だが、とくに最後のサビ前のツインギターがまるで歌っているかのように奏でられていおり、クライマックスに向けて感情を高ぶらせてくれる。

 

 

まとめ

 

今回紹介した2002年〜2009年のガゼットの曲は、どこか懐かしくも感じる歌謡曲風なメロディーと、恋愛や別れの曲をわかりやすく歌っている。

ストーリー性もあり、シャウトもほぼ入っていないのでとても聴きやすい曲ばかりだ。

是非聴いてみてもらいたい。

 

 

 

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