【シド】インディーズ時代のおすすめの名曲10選を紹介

シド インディーズ時代 おすすめ 名曲 音楽

日本で一番暑かった場所で生き延びました、青海ゆうきです。

 

夏を連想するアーティストと言えば、チューブとか?サザンとか?オレンジレンジとか?僕はそれぐらいしかわからないけど、ビジュアル系が好きな人はSIDのことを思い浮かべる人も多いんじゃないだろうか。

梅雨時期には「紫陽花」、夏真っ盛りの頃は「夏恋」「サマラバ」夏の終わりには「すぐ傍で」と、夏の歌が多いSID。

今回はそんなSIDのインディーズ時代のおすすめ曲を10曲紹介する。

 

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SIDについて

 

2003年に結成された四人組ビジュアル系バンド。

激しいシャウトやメタルのようなギターはほとんどなく、ビジュアル系バンドの中ではかなり聴きやすい部類に入る。

インディーズ時代はこれぞビジュアル系といわんばかりの化粧に衣装であったが、メジャーデビューしてからはキラキラホスト系の化粧へ、そして今は韓国アーティストのようなナチュラルな化粧となった。

 

 

鋼の錬金術師や黒執事、BLEACHなど人気アニメのオープニング、エンディングテーマを歌っていることもあり、知名度はビジュアル系バンドの中でもかなり高い。

 

 

インディーズ時代のおすすめの名曲10選

 

見た目もさることながら、シドって昔はこんな曲を歌ってたんだ!と思うようなインディーズ時代のおすすめ曲を10曲ピックアップした。

僕自身この頃のシドが一番好きで、ムック、ガゼット、メリーの初期のような懐かしさの詰まった昭和の歌謡曲風メロディーにロックサウンドをかけあわせたような曲が多く存在する。

ムックは空虚、ガゼットが中二病、メリーがノスタルジックだとすればシドは一言で表すと悲哀(ガゼットをディスってるわけではない)。いずれも初期の話。

慕っている人への密かな想いや、1人寂しい空間を歌った曲が多い。

 

 

循環

 

2003年8月に100枚限定で生産された現在では入手困難なMDの1stプレス2曲目に収録されている曲で、メンバーはマオと明希のみの頃の作品。

CDではなく、MDでの生産でこの曲はアルバムにも入っていないため音源を入手することは困難だ。

ライブでの定番曲の1つで、メンバー紹介のあとに演奏されることが多い。

アップテンポで妄想日記のような軽快さと耳に残るメロディーが特徴的だ。

「循環ってます(まわってます)・・・)」の部分で観客がぐるぐるその場で回る振り付けがある。

 

 

私は雨

 

2004年に限定販売された会場盤・通販盤・流通盤の2曲目に収録されている曲。

これまでビジュアル系バンドで歌謡曲っぽい曲はたくさん紹介してきたが、この曲は歌謡曲っぽいというよりはほぼ歌謡曲と言ってもいい。

落ち着いた雰囲気でピアノだけの伴奏の部分も多く、ドラムの音もかなり控えめだ。

歌詞の中には福岡の地名(天神・百道浜)が登場し、これは椎名林檎をリスペクトしているからだと思われる。

マオの情感たっぷりの歌い方がくせになる一曲だ。

 

 

紫陽花

 

2004年12月に発売されたアルバム「憐哀 -レンアイ-の1曲目に収録されており、シングル化されていないアルバムのみの曲だがとても人気のある曲だ。

湿っぽく憂鬱な梅雨を思わせる紫陽花の咲く道の傍にある彼女の部屋の前を通る度に、後悔ばかりを募らせる僕。

シドのことを一言で表すなら「悲哀」と先に書いたが、このアルバムのタイトル「憐哀」はもっとシドのことを正確に表しているなと思った。

「憐哀」という熟語はシドが作った造語で、悲哀や憐憫と恋愛をかけたものではないかと僕は思っている。

 

 

隣人

 

アルバム「憐哀 -レンアイ-の2曲目に収録されている曲。

ガゼットの「貴方ノ為ノ此ノ命」やDir en greyの「予感」にも近いストーカー的な人間を描いた曲。

アップテンポながらも歌謡曲とジャズと混ぜ合わせたような曲調でとてもノリやすい。

ライブでは扉を開ける仕草を模した振りをしているが、横開きのドアを開くジャスチャーにマオの家は和式タイプの家なんだという誤解が生まれた。

歌詞は暗喩表現が多く少しわかりづらいが、サビでしっかりとこれは隣の家の人に恋している狂気じみた人の歌だとわかる。



必要悪

 

アルバム「憐哀 -レンアイ-の7曲目に収録されている曲。

シドの中で最も狂気的で不気味な曲。

以前にビジュアル系は魚を溺れさせるのが好きだということを書いたが、「必要悪」でも同様の表現が歌詞の中にある。

「必要悪」というのは、本来は悪いこと(悪い効果・悪いもの)だが、それ以上の善しとされる理由があるため容認されていることで、たとえば人殺しは絶対の悪だが、悪人を死刑にするのが許されていることや、食品添加物は体に悪いものが入っているが保存期間を長くしたり見栄えをよくするために使用することが許可されている、といったことも必要悪だと言える。

この曲の主人公の中では裏切られて自分がボロボロになった場合、裏切った相手を道連れに死ぬことが必要悪だとされている。

「必要悪」が狂気的であるのは歌詞の力だけではなく、マオの歌い方も大きく関係している。裏声を多用することで不安定さを、母音に吐息を混ぜることで不気味さを出している。

 

 

お別れの唄

 

アルバム「憐哀 -レンアイ-の10曲目に収録されている曲。

汽車、ハンカチーフ、レコード、そして「です、ます」と敬語の女性。ワードからも曲調からも昭和の歌謡曲を意識して作られた曲だ。

ドラムの音が汽車の走る音を彷彿とさせ、エレキギターの音は使わずアコギを使うことでより歌謡曲感を出している。

「私は雨」といい「お別れの唄」といい、ここまで歌謡曲に近づけた(いや、もう歌謡曲そのものと言ってもいい)曲を作ったビジュアル系バンドは後にも先にもシドしかいないかもしれない。

 

 

空の便箋、空への手紙

 

アルバム「憐哀 -レンアイ-の11曲目に収録されている曲。

好きな人に先立たれた悲しい恋のお話で、正統派バラードと言っても良いだろう。

歌詞から、遠距離恋愛中で男性の方が死んでしまったということがわかるが、何故死んだのかは書かれていない。

あなたを奪ったアスファルトという表現から、交通事故、転落事故、もしくは飛び降り自殺だということが推測される。

イントロからチェンバロ、間奏からアコーディオン、最後にはオルガン(らしき)の音色が使われ教会、つまり「死」というものを意識していることがわかる。

シドのバラード系で僕が最も好きな曲だ。

 

 

林檎飴

 

2005年11月に発売されたシドの2ndアルバム、『星の都』の1曲目に収録されている曲。

これまでの曲よりも80年代以降のバンドブームの匂いがして、歌詞も昭和から平成を感じさせるものになっている。

叶わぬ恋をテーマに歌っているが、ミドルテンポのバラードのため悲しみより切なさを感じ、サビのメロディーラインの秀逸さはアルバムで一番だろう。

 

 

合鍵

 

2005年に発売されたCD&DVDがセットになったシングル「paint pops」の収録曲。

アルバム「星の都」にも収録されているがこちらはピアノが加わりよりバラードっぽくアレンジされている。

シドはこれまで叶わぬ恋、終わった恋、片思いの曲を多く書いてきたが、「合鍵」は現在進行形で恋が終わっていく様子を描いた曲だ。

つまり、まだ別れていないけどこの先きっと別れるであろう二人に焦点をあてている。

「林檎飴」と同様切ないメロディーラインと共感を誘う歌詞がとても魅力的で、一つ一つ表現の仕方が独特で奥が深い一曲だ。

 

 

御手紙

 

2006年8月に発売されたシドの4枚目シングルで作曲したベースの明希にとって最高傑作の曲。

タイトルからも少し伝わってくるが、平安時代を思わせる古風で和風な言葉のチョイスをしている。

昔の言葉は今の日本語よりも省略されている部分が多いのだが、それが文字数に制限のある歌詞では相性が良いように思える。

同年に発売されたアルバム「Play」にも収録されている。

 

 

まとめ

 

今回はビジュアル系バンドが好きな人に好まれそうなシドのインディーズ時代の名曲を紹介したのだが、初期の曲は歌謡曲のような曲も多くロックが苦手な人でも聴きやすいものが多いのが特徴だ。

今のシドとは全く雰囲気の違う曲ばかりだがとにかく名曲が多く、とくに失恋や片思いの曲が多いので、失恋ソングを探している人にもおすすめしたい。

 

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