DIR EN GREYの初心者必見、聴きやすいおすすめ曲5選。デスボやシャウトが苦手な人へ

音楽
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。青海ゆうきです。

 

昨年の8月からこのブログを始めて、アクセス数を確認していると

前半は小説「冷静と情熱のあいだ」のレビュー記事が独占トップだったのだが

11月頃からDIR EN GREYの記事がのびてきて今は断トツ1位。

やっぱ世界のDIR EN GREYは違うな・・・。

ということで今回はその波に乗ってDIR EN GREYの聴きやすいおすすめ曲を紹介する。

 

 

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DIR EN GREYについて

 

DIR EN GREYについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてもらいたい。

DIR EN GREYの心が重たくなるおすすめ曲5選

 

 

聴きやすいおすすめ曲5選

 

聴きやすいとは何をもって聴きやすいとするのかということだが

 

・メロディーラインがはっきりしていて覚えやすい
・印象に残りやすいサビ
・シャウトやデスボイスが少なめ
・歌詞がほとんど日本語

 

の4つを重視して選出した。

DIR EN GREYってデスボイスとかスクリームばっかりしててよくわからない・・・

って思っている人がいたら今回紹介する曲を聴いてみてほしい。

 

 

予感

 

1999年7月に発売されたシングル(だいたい20年前)。

ドラマのエンディングテーマに起用、Mステなどの音楽番組に出演でDIR EN GREYが世間に認知されるようになったきっかけの曲でもある。

かなりポップでデスボ、スクリーム、シャウトなどはなし。曲調も明るめだが歌詞は明るくない。

その歌詞の内容は人によって解釈が様々だ。

 

恋愛の歌で、かつハッピーな曲ではないというところまではさっと聴いただけでもわかるのだが詳しくどういう状況なのかを考えると色んな説がある。

 

心に傷を負った男が出会った18人目の恋人とのお話。

男は自分が受けてきた心の傷のせいで、心から人を愛することができなくなって半ばサイコパスのような状態になっていた。

そんな男の心の闇に気づいていた彼女は、ただ傍に居られるだけで良いんだと思う。

結局最後、彼女は男を殺して男の悲劇を終わらせようとする。

 

というのが僕の解釈だ。

ストーカーの歌だ、とか殺人鬼の歌だ、という解釈もある。

歌詞の、僕、君、あなた、の主語に注目して聴いてみてほしい。

 

 

理由

 

結成から20年以上経つ今でも、日本の代表的なビジュアル系であり続けるDIR EN GREY。多くの楽曲がある中、僕のお気に入りベスト3に入るのが「理由」だ。

2000年に発売したアルバム「MACABRE」に収録されている。

 

僕はとってもお気に入りの曲なのだが、賛否両論ある曲。

というのも歌詞の内容がビルから飛び降りようとする主人公の、飛び降りた瞬間のフラッシュバックした記憶がテーマで、とっても暗い。

歌詞は暗いのだが、暗くてどうしようもないというよりは切ない。曲もとってもいい。

 

2018年9月に発売された最新アルバム「The Insulated World」の完全生産限定盤にも「理由」の再録バージョンが入っている。

人を信じることが怖い、それでも人を愛してしまう人間が描かれていて、歌詞の所々でハッとさせられる。

 

 

DRAIN AWAY

 

2003年に発売されたシングル。DIR EN GREYでは珍しいサビから始まる曲だ。

バラードよりもテンポ感のあるロックなミディアムバラード。

 

DIR EN GREYは英語の歌詞もかなり多いのだが、古典的な言葉を使う日本語の曲も結構ある。

「DRAIN AWAY」もタイトルは英語だが、歌詞は和をイメージさせる言葉が使われていて日本独自の美しい世界観だ。

 

しかし、ただ美しいだけではないのがDIR EN GREY。

この曲も直接的な表現を使っていないだけで、結構ハードでダークな内容だ。

PVが曲のイメージビデオになっているから気になる人はPVを参考にしてみるといい。

この時のメイクが僕は大好きだ。

 

 

THE FINAL

 

2004年に発売されたシングル。

タイトルから、この曲でDIR EN GREYは解散するんじゃないかと噂されていたが、新しいDIR EN GREYの始まりの曲という風に僕は受け取った。

海外でも人気が高くライブではよく歌われる曲。

 

歌詞の内容は

血を流す度に生きている理由を見出す。

愛しい人も離れていって、自分が生きてきた意味も虚しく儚いものだと知る。

自分で死ぬということは生きている証でもある。

だから自分は生きることができない。

亡くしたものはもう産まれないし、この歌に生きている意味を求めることもできない。

と、最後の最後までは絶望的な歌詞なのだが、ラストの2行でこれは単なる絶望ソングではないなと気づいた。

 

Let’s put an end…The Final

未遂の蕾咲かせよう‥‥‥

引用元:THE FINAL/DIR EN GREY より

 

Let’s put an end…The Finalをどう訳すかだが、最後の1行と合わせて

終わらせることに終止符を打とう

そして未遂に終わったことで今ある命の花を咲かせよう

もしくは未遂で終わらせよう

という意味なのではないだろうか。

 

 

鼓動

 

2005年に発売されたアルバム「Withering to death.」の最後に収録されている曲。

語りかけるような出だしから、キャッチーなサビ、そして突き刺さるような悲痛な叫びがとにかく心を震わせる。

歌詞の日本語部分は陰鬱で絶望的だが、英語の部分は「あなた自身を誤解しないで、馬鹿にしないで、傷つけないで」という風に前向きな言葉を投げかけている。

「鼓動」は同じアルバムに収録されている「朔-saku-」のPVと連動していて、その後日談と言われているので両方のPVと歌詞を見るとストーリーが見えてくるかもしれない。

 

 

おすすめアルバム

 

今回おすすめした曲が入っているアルバムは色々あるのだが、まずは「鼓動」と「THE FINAL」が入っている「Withering to death.」が一番おすすめだ。

DIR EN GREY初期からあるキャッチーでメロディアスな曲調を取り入れながらも、サウンドや歌声がかなり完成されていて聴きやすいけどかっこいい曲がたくさん入ったアルバムだ。

 

 

2018年の1月に発売されたベストアルバム「VESTIGE OF SCRATCHES」も今回おすすめした曲は全て入っている。3枚組のボリュームあるアルバムでリマスターや再集録、新しいミックスが施されている。

古い曲から比較的新しい曲までまんべんなく入っているから全体を通して聴きたい人にはおすすめだ。

 

 

初期から中期の曲を中心に聴きたい人は「DECADE 1998-2002」と「DECADE 2003-2007」。このアルバムはレンタルショップなんかでも見つけやすい。

うちの近くの小さいTSUTAYAにもあった。

 

まとめ

 

今回おすすめした曲は、歌詞が抽象的で細かいストーリーや設定はわかりづらいかもしれないが、とにかく曲が聴きやすくて歌詞の意味がわからなかったとしても、部分的に共感できるところはたくさんあると思う。

音楽には作っている人の思いやストーリーがあるけれど、それ以上に聴く人が自分の人生と照らし合わせて自分なりに解釈していくものだと思っている。

曲の解釈は少し書いたが、単純に曲を楽しんでほしいと思う。

 

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