
夜型を過ぎて一周回って朝型人間の青海ゆうきです。
いつもMUBOOKを見てくれてありがとう。
良い音を楽しみたいというのは誰もがイヤホンに抱く希望だが、音楽を気軽に楽しみたいという人も多いと思う。
高いイヤホンはなくしたり壊れたりするのを気にして気軽に使いづらい。
万が一紛失したり故障しても手軽に2本目を買いたい(予備として持っておきたい)という人のために今回は、2000円以下で買える有線イヤホンのおすすめ5選を紹介する。
イヤホン選びのポイント
今回は安価なイヤホンの紹介なのでそこに焦点をあてたイヤホン選びのポイントを紹介する。
カラーバリエーションが意外と大事
イヤホンは身につけるもの。外出の際にはファッションの一部としてとらえてほしい。
例えば迷彩柄の服を着ているのにピンクのイヤホンだとか、スーツなのに真っ赤なイヤホンだとどうしてもイヤホンが浮いてしまう。
靴や帽子と同じで服装に合わせた色を使うとおしゃれ度も格段に上がる。
初めの一本はまず無難な色(黒・白・シルバーなど)を選び、もしそのイヤホンが気に入れば予備として好きな色を一本買うことをおすすめする。
僕は初めて買ったBluetoothイヤホンが真っ赤で、服装によっては赤は嫌だなあと躊躇うことがある。せっかく気に入ったイヤホンならばどんな時でも躊躇いなくつけたい。
家でしか使わない人は好きな色をチョイスすればいいだろう。
音質よりも音域
イヤホンは物によって音質が違うのは言うまでもないが、今回のように低価格限定で選ぶ場合、音質の差はそこまで大きくない。
そもそも音質の良い悪いは一般的に使うぶんにはそんなに重要視すべきではなく音の好みで選ぶべきだと僕は思っている。
評価が高いイヤホンにありがちなのはどの音域の音もそこそこで目立った弱点がないということ。
弱点がないのは勿論良いことだが、裏をかえせば目立って良いところも少なく個性に欠ける。
自分のよく聴く音楽に合わせてその音域に強いイヤホンを選んだほうが結果的にそれが一番良い聴き心地となる。
ロックやクラブミュージックは低音域、クラシックやインストゥルメンタルであれば高音域、ポップスなら中音域というように音楽に合わせた音域の重要性を把握して選ぶのが良いだろう。
これはあくまで目安であって絶対ではない。ロック好きでも低音が強すぎるのは嫌いな人もいればクラシックでも中音域あたりの鳴りが強いほうが好きな人もいる。
自分にあった音域のバランスを見極められれば次のイヤホンを買う時に失敗しにくいので是非イコライザーなどを使って好みの分析をしてほしい。
(イコライザーは自分で音のバランスを変えることのできる機能のこと。スマホのミュージックアプリやWALKMANにはイコライザーがついているものが多くある)
聴き心地よりも着け心地
せっかく良い感じの音質のイヤホンに出会っても、着け心地が悪く耳からすぐに外れてしまったり浮いてしまうとせっかくの音楽に集中できないどころか煩わしくてイライラしてしまう。
耳へのフィット感は非常に大事である。
多少のずれならばイヤーチップのサイズを変えることで改善されるが、改善されないほど全く耳に合っていないものだともうどうしようもない。
耳が異常に大きい人はあまりいないが耳が小さくてすぐ外れてしまうという人は多いので買う前にはフィット感がどうなのか、イヤホン自体が大きめなのか小さめなのかも調べてから購入するとハズレには出会いにくくなる。
何故今、有線イヤホンなのか
Bluetoothイヤホンが主流になりつつある今、有線イヤホンを選ぶメリットは何なのか。Bluetoothイヤホンと有線イヤホンの特徴を比べれば、有線イヤホンにも多くのメリットがあることがわかる。
充電がいらない
Bluetoothイヤホンは充電しなければ使えない。そのため長時間使用していると突然充電が切れて充電するまで音楽を聴くことができなくなる。
毎日使う場合は使用時間にもよるが、数日に一回は充電しなくてはならないし、長旅には向いていない。
完全ワイヤレスイヤホンに関しては充電ケースがないと使用時間はかなり少ない。
ジャックに刺すだけで使用できる有線イヤホンはそういう煩わしさがないため気軽に音楽を楽しめると言えるだろう。
同じ音質なら有線のほうが格安
同じ値段なら良い音質のほうを買いたい、と思う人が大多数なのは言うまでもない。
Bluetoothイヤホンと有線イヤホンを比べた時、やはりBluetoothイヤホンのほうが割高になる。
僕的には5000円のBluetoothイヤホンと3000円の有線イヤホンであれば間違いなく有線イヤホンのほうが聴きやすい(勿論自分好みの音質のものを比べた場合だ)。
お金に余裕のある人は2万前後のBluetoothイヤホンを買えば満足に使えるだろうが、イヤホンにそこまでお金をかけられる人は限られていると思う。
なるべく低コストで良い音質のイヤホンを探すなら有線イヤホン一択と言っても過言ではない。
音が飛ばない
無線方式で音を送るBluetoothイヤホンはどうしても接続が不安定になってしまう。音楽をかけているスマホやWALKMANとイヤホンの位置関係で接続が不安定になったり、人が多く混雑している所では他の電波が干渉してしまい、一時的に音が飛んでしまうこともある。
せっかく好きな曲を聴いていても途中でブチブチ音が切れてしまったらそれだけでイラっとしてしまうことも・・・。
有線イヤホンはイヤホンジャックから抜けないかぎり音が途切れることもないので安定して音楽を聴いていられる。
紛失しにくい
エアポッツを始めとする完全分離型のBluetoothイヤホンはコードがなくすっきりとした見た目で人気が出ている。
しかしコードがないということは落とした時に転がって紛失してしまう危険性が高いのだ。
片耳ずつ売っているものならばなくした方だけ買い直せばいいのだが、多くは両耳セットの販売で、片方なくせば実質すべて買い直しということになる。
なくすのが怖いけれどBluetoothイヤホンがいいという人は、ネック式か左右一体型を選んだほうが良いだろう。
2000円以下で変えるおすすめ有線イヤホン5選
今回紹介するのはコスパ最強の2000円以下で買える有線イヤホンだ。
最近はイヤホンジャックがないスマホも多いが、USB-Cタイプやライトニングケーブルに刺すイヤホン変換アダプタもあるのでどのスマホでも有線イヤホンを使うことができる。
ALPEX HSE-A1000
イヤホン専門店で有名なe☆イヤホンとアルペックスが共同開発したコスパ最強のイヤホン。
元々TSUTAYAで格安イヤホンとして販売されていた前モデルにeイヤホンのスタッフがチューニングを施したもので、安いのは勿論、この価格でこのクオリティの音が出るなんて!と驚きの声が上がっている一品。
家電量販店などでは取り扱いが少なく、一般的な人にはあまり認知されていないがイヤホン好きなら知っている人も多いだろう。
音はドンシャリ寄りだが中音域から高温域の抜けが良く、ポップスやアニソンを聴くのに適している。
カラーバリエーション豊富でネットで買っても送料込みで2000円を切るという最強コスパ。
本体とケーブルのつなぎ目が若干心配なのでこれまでの経験で断線させやすい人には向いていないかもしれない。
Audio Technica ATH-CK330MWH
オーディオテクニカのスタンダードモデルのイヤホン。
音一つ一つがしっかりとした印象でメリハリのあるクリアなサウンドが特徴的だ。
ボーカルの音はくっきりしすぎず、全体的なまとまりが良くなっている。
楕円形のコードは絡まりにくく、カラーバリエーションの豊富さやイヤーピースも4サイズと好みに合わせたイヤホン選びができるのがとても嬉しいところだ。
audio-technica オーディオテクニカ / ATH-CK330M
ちょっと残念な点は、楕円形のコードでタッチノイズを軽減していると思いきや、実際に使用してみるとタッチノイズがかなり入っている。(タッチノイズとはコードが体や服に触れた時に鳴るガサゴソシャカシャカ音のこと)
ウォーキングやランニングの時以外、あまり動かない環境での使用が望ましいと思われる。
SONY MDR-EX155
ソニーの軽量イヤホンMDR-EX155はなんと言ってもその装着感が素晴らしい。
まず使われているハイブリッドイヤーピースは数々のイヤーピースの中で僕が一番気に入っているもの。
イヤホンを買うとデフォルトでついているものではなくほとんどこのイヤーピースに変えて使用しているほどだ。
硬すぎず柔らかすぎず絶妙に耳にフィットし、音の伝わり方もきつすぎずぼやけすぎずのちょうど良さ。
イヤホンではなくイヤーピースの話になってしまったが、もしこのイヤホンが合わなくても、壊れてもこのイヤーピースを4種類買ったと思えば全く損はしていないと言えるほどだ。
MDR-EX155は軽くサイズも小さく丸いフォルムででっぱりも少ないので寝る前にスマホで音楽を聴いたり動画を視聴するのにとても向いている。
音については低音が若干小さく、中音域が強い。少しシャリシャリ感が強いがここは好みで分かれるところだろう。
カラーバリエーションは10種類と豊富でその色もWALKMANやスマホと相性の良いものが多い。
Creative EP-630
今回の記事のダークホースクリエイティブのEP-630。
このイヤホンが発売されたのは2007年、今から13年前の商品であるにも関わらず未だに高評価を得ているモンスターイヤホンだ。
耐久性が高く1年以上使用しているユーザーが多く、長い人はなんと7年以上も使用しているらしい。
遮音性が高く好みが合えば1万円のイヤホンよりも良いと感じるほど音質の良いイヤホンだ。
先ほど紹介したソニーのMDR-EX155と同様、でっぱりの少ない形状のため寝ながらの使用にも向いている。
タッチノイズはそれほどないが、やはり全くないわけではない。
気になる人はシェア掛けすると良いだろう。(耳にコードを引っ掛けて上から垂らすように装着する)
このイヤホン、どうやらコピー品(粗悪品)が存在するらしく、パッケージが四角のものは偽物だという情報がある、
上部の写真のような楕円形(かまぼこ型)が正規品。
念の為返品できるショップを選ぶか、ビッグカメラやヨドバシのような国内店舗から購入すると安心だ。
Panasonic RP-HJE260
今回唯一のマイク付きイヤホン。iPhoneにも対応しておりテレワークでの使用もおすすめだ。
音量調整、曲飛ばしのリモコンも搭載。
通話やテレワークにも使えてかつ音楽もそれなりに聴けるイヤホンとしてはコスパが良く、フィット感もなかなか優れている。
生産終了品で在庫も少なく、値段変動も大きいので現在アマゾンで2000円を少し超えている。
まとめ
今回は2000円以下で買えるおすすめ有線イヤホンをコロナ禍で需要が高まる家での使用に焦点を当てつつ紹介した。
これまで高いイヤホンを使用してきた人にとってはどこか物足りなかったりするとは思うが、3000円〜5000円ぐらいのイヤホンを使ってきた人にとっては、安いのにこんなに良い音がするんだと納得してもらえるラインナップになっている。
とにかく音楽重視という人はCreativeのEP-630
寝ながらスマホでゲームや動画にはSONYのMDR-EX155
テレワークや通話にはPanasonicのRP-HJE260
コスパ重視の人にはALPEXのHSE-A1000、audio-technicaのATH-CK330Mをおすすめしたい。