DADAROMAのおすすめ曲とアルバムを紹介

DADAROMAのおすすめ曲とアルバムを紹介

最近のビジュアル系は好きな感じのバンドがいないなあと悲しんでいたんだ。こんばんは、青海ゆうきだよ。

90年代から2000年代のビジュアル系が大好きっていう話は前回したねい。

雑誌やネットで新しく出てきたバンドはチェックしていたんだけど、ムックやDIR EN GREYに匹敵するバンドがなかなか現れなくて、好きだったバンドもメジャーデビューした途端曲調が変わったりしてあんまりピンとこなくなって、ビジュアル系もここまでか・・・と諦めていたんだ。

ここ7、8年ぐらいはそんな諦めモードで自分から探そうともしなかったんだ。

しかーし!

偶然YouTubeで見たあるバンドのPVがとっても良くて、久しぶりに胸が踊ったんだ。

そのバンドこそ、DADAROMAなんだ。

DADAROMAについて

 

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【巨大看板、設置!】 全国のCDショップ「littieHEARTS.」各店舗にDADAROMAのオリジナル巨大看板が設置 #dadaroma

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2015年から活動している、ボーカルよしあつを中心とした4人組ビジュアル系バンドなんだ。

僕が良いなと思うバンドは、ボーカルの声が個性的で声を聴いただけでバンド名がわかるっていうのが共通しているんだ。

このブログですでに紹介している、DIR EN GREY、MUCCも勿論のことながら、MARRY(メリー)、Acid Black Cherry(Janne Da Arc)、シド、the GazettE(ガゼット)、なんかもそうだね。

ビジュアル系以外でもamazarashi、椎名林檎、宇多田ヒカルはそれに当てはまるねい。

DADAROMAもよしあつの声がとっても個性的で素敵なんだ。シドみたいに高音にのびがあってビブラートからフレーズの終わりにフォールをかける歌い方が特徴的なんだ。

デスボからスクリームまでシャウトの音域も広くて、息だけで呟くような歌い方もするんだ。

そんなDADAROMAのおすすめ曲とおすすめのアルバムを紹介するよ。

まだ聴いたことがない人は必見なんだ。




DADAROMAのおすすめ曲

下にいくほど僕の好きな曲だよ。

ベルカとストレルカ

英語のデスボから始まりスクリームを混じえながらも印象的なメロディのサビ。DADAROMAの曲はデスボやシャウトから始まる曲に名曲が多いというのが僕の統計だよ。

ベルカとストレルカっていうのは昔のロシアの宇宙犬の名前なんだ。宇宙開発のために実験として宇宙に行ったワンちゃんなんだ。何かのために消費されていくもの、踏み台、期待、罵声、そういうものを自分たちのバンドと重ね合わせた歌詞なんじゃないかな、と僕は思うんだ。

ベルカとストレルカが宇宙犬の名前だとわかって改めて聴くと、歌詞のいたるところにそれがわかる部分があるから見つけながら聴いてみると面白いよ。

KURT

DADAROMAの数少ないバラード系の曲。サビに出てくるフェンダー・ジャガーは、この曲のタイトル「KURT」(カートコバーン)がよく使用していたギターの名前なんだ。ベルカとストレルカの歌詞とも共通する部分がこの曲にもあるんだ。

自分が好きでしていた音楽と商売としての音楽、自分が憧れていた音楽と現実の音楽業界、その差を突きつけられて苦悩している様子がうかがえるんだ。

もしカートが生きていたら、この理想とはかけ離れた世界でどんな音楽を奏でるのだろう、という問いを通して自問自答しているね。

よしあつってこんなに心に訴えかける歌い方もできるんだなって感動した一曲なんだ。



2017年7月21日の日記

日付のタイトルといえばムックの「9月3日の刻印」が思い出されるね。しかしこちらは西暦も入っている。最初僕はこの日のニュースを調べていたんだけど歌詞と当てはまるような記事はなかったんだ。

歌詞の内容から、歌手の命日なんじゃないかと思って調べていると、2017年の7月20日はLinkin Park(リンキン・パーク)のボーカル、チェスターの命日だったんだ。

リリース日を調べるためにDADAROMAの公式ホームページに行ったら普通に書いてあったよ。そして肝心のリリース日なんだけど、同年の11月1日だったんだ。約3ヶ月でCDにできるなんてすごいねい。

ボーカルのよしあつはTwitterでこういう風に呟いているんだ。

 

 

残された人間は悲しみと怒りの中に取り残されるんだ。僕も身近な人を失う辛さを経験したけどこういう時、人間は悲しみが深いほど自分を保つために怒りで中和しているのかなと思ったよ。チェスターへのリスペクトが感じられる切ない曲なんだ。

公には怒りを感じたと発言したけれど、自分しか見ることができない日記には悲しみが書かれていたんじゃないかな、なんて思ったんだ。

造花とカラシニコフ

冒頭の歌詞からもすぐわかるんだけど戦争や原爆をテーマにした曲なんだ。サビから始まって途中にテンポアップ&拍子が変わってシャウト、そしてまた元に戻ってサビという、変拍子の曲なんだ。

テーマの通り曲調は暗く退廃的で、かなりリアルに当時の様子を歌詞にしているね。世界平和とか戦争反対ソングではなく、ただただ詩的かつリアリティのある描写をしているよ。

僕は20代前半まで広島の近くに住んでいたから原爆ドームにはよく行っていたんだ。原爆の怖さがすごく伝わってくるんだ。展示物や文字で視覚的に体験することができるよ。そして造花とカラシニコフからは聴覚で味わうことができると思うねい。

変に怖がらせようと作られたものより、現実で起きたことを忠実に再現するほうがよっぽど怖いんだ。この世は残酷なんだ。その残酷さから目を逸らしちゃいけないんだ。

いいくすり

DADAROMA初の両A面シングル「いいくすりと、わるいくすり」に入っている曲。「いいくすり」は明るい曲「わるいくすり」は暗い曲なんだろうなぁって思っていたら逆なんだ。

僕は太宰治が好きでその中でも「人間失格」が大好きなんだけど、これを読んだ時とっても不安な気持ちになったんだ。元々精神不安定なんだけど読んだ後はそれが悪化して結局死にはしなかったものの入院することになったんだ。

文学や音楽にはそうやって作品に触れた人の人生を変える力があるんだ。じゃあ「人間失格」は僕にとって、いいくすりだったのか、それともわるいくすりだったのか。

今思うと、入院することになって社会から隔離された空間で自分自身を見つめなおす機会を与えてくれた「いいくすり」だったんだ。勿論そこで死んでしまったり、作品の世界から抜け出せなくなったら「わるいくすり」にもなり得たんだけどねい。

ワンマンツアーを経て熱気溢れるライブの中ファンとの間に確かな愛を感じていた物の…そこには確実に需要と供給の関係がある。それは愛と呼んでいいのだろうか?という葛藤を包み隠さずストレートにぶつけている楽曲を「いいくすり」。そういった切り離すことのできない現実には触れず、ただDADAROMAを愛してくれている各地に存在するすべての人達への想いをまたもや包み隠さずストレートに歌い上げている楽曲が「わるいくすり」となっている。そういった想いがもし聞いている人にとってただの現実逃避となってしまっていたら、それは決して良薬とは言えない…そんな思いから激しく鋭い言葉を並べた楽曲を「いいくすり」、優しく温かなバラードソングを「わるいくすり」と定義する。

引用元:いいくすりと、わるいくすり – DADAROMAオフィシャルサイトよりhttp://www.dadaroma.com/discography/?id=1512

 

純粋に愛しているのか、金の上にしか成り立たない愛なのか、アーティストなら誰でもそういう疑問を抱くのかもしれないね。ダークな雰囲気漂う「いいくすり」は歌詞の意味を知らなくても、良い曲だ!と思ったんだ。

雨のワルツ

冷酷な現実と社会風刺のデスボイスから始まる。悲しみや痛みと向き合いながら純粋に、そして懸命に生きる人にも容赦なく降りかかる雨。そんな雨に打たれながらも生きている人を見て、ふと昔抱いていた夢を思い出す、そんな内容なんだ。

デスボイスや語りの部分ではテンポも速く世界の闇が迫りくるように、サビではそんな世界の闇の中、光を待ち続ける健気な存在を悲しみを帯びたメロディーで歌いあげているんだ。このメリハリが心にグッとくるねい。

ビジュアル系の曲をたくさん聴いていると、最初から最後まで同じテンポ、デスボイスとシャウトだけで構成されている曲も多いんだけど、DADAROMAの曲は歌詞に合わせて歌い方を変えていたり、デスボから始まる曲でもサビはメロディアスで、かつそのメロディーラインが綺麗で印象に残りやすいね。

ちゃんと表現としてデスボやシャウトを使っていると感じるし、歌詞と曲とにグルーブ感があるというか一体感があるんだ。

溺れる魚

最後に紹介する曲は、DADAROMAを一躍有名にした一曲でもある「溺れる魚」だよ。2018年12月13日現在でのYouTubeでの再生回数は120万回なんだ。

僕の大好物、超絶暗い曲。

一番有名な曲を一番好きというのは癪だけど、嘘はつけないから仕方ないねい。

今の世の中、人間はみんな情報に振り回されている。外から入ってくる情報の量がとっても多いね。どこで事故があった、誰が死んだ、誰が事件を起こした、政治家が、スポーツ選手が、あーだーこーだ。考える暇もないぐらい次から次へと。

そんな毎日を過ごしていたら、自分で考えたり、誰かを想ったり、大切なことも忘れていってしまいそう。つまり人間は情報という海に溺れる魚なんだ。

というのが僕の解釈だよ。感情を殺して淡々と仕事を処理して、連絡手段はスマホが主流になって、スマホのせいで健康に支障をきたして、何かに困ったらネットで検索して、テレビの健康特番に踊らされて、今まで見向きもされなかった鯖の水煮がスーパーから消えて、アップルがBluetoothイヤホンを出したらメルカリに類似品が溢れて、人って流れには逆らえない生き物なんだなって最近よく思うよ。

しかし、ビジュアル系は魚を溺れさせるのが好きだね。ムックやSADIEも「溺れる魚」っていう曲があるし、初期のシドの曲に「必要悪」っていう曲があるんだけどそこでも魚は溺れているんだ。

そのうち辞書にも「魚が溺れる」とか「溺れる魚」が載る日がくるかもしれないね。そしたら意味は「突然環境に適応できずに死んでしまうこと」または「何かに没頭して本来働くはずの生命維持機能が失われること」って感じかな?

DADAROMAのおすすめアルバム

一番おすすめなのはベストアルバムの「スタンチク」通常版Bタイプだよ。今回紹介した「溺れる魚」、「雨のワルツ」、「ベルカとストレルカ」、「KURT(piano Ver.)」が入っているよ。

初回限定版Aタイプは「KURT(piano Ver.)」が入っていないからBタイプがおすすめなんだ。

今回は紹介しなかった「リズリーサーカス」や「ルシッド・ドリーム」も僕のおすすめの曲なんだ。聴いてみるがよろし。

 

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