小説「聖女の救済」をレビュー。タイトルの意味は?

聖女の救済 東野圭吾 レビュー

とにかく天海祐希が大好きな病んでる人こと青海ゆうきです。

 

あの美しさと全てを許してしまうかのような包容力、それとは真逆な天真爛漫な性格、彼女のような人に抱きしめられたら僕の魂も救済されるかもしれない。

ということで今回はドラマで綾音役を天海祐希さんが務めた「聖女の救済」のレビュー記事だ。




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「聖女の救済」について

 

2008年10月に文藝春秋から、『ガリレオの苦悩』と同時に出版されたガリレオシリーズ第5弾の推理小説。

ガリレオシリーズは福山雅治主演のドラマにもなって有名だ。

「聖女の救済」は2013年6月にドラマの最終章として映像化された。

 

作者について

 

1958年生まれ、大阪出身の東野圭吾さんは言わずと知れた大人気作家だ。

今では知らない人はいないというぐらい知名度の高い作家だが、文学賞に15回も落選するなど苦労してきた過去がある。

映画化された作品は20作以上。

特に有名なのは「容疑者xの献身」「真夏の方程式」「白夜行」「祈りの幕が下りる時」など。

斬新なトリックと人間味溢れた登場人物が魅力の作家だ。

 

内容

 

自宅で死んでいる真柴義孝を発見したのは、妻・綾音が主催するパッチワーク教室の講師である若山宏美だった。

死因は毒殺。殺人の疑いがかけられた妻・綾音は犯行当日まで北海道の実家に帰省していたためアリバイがあった。

捜査にあたった草薙俊平のパートナー、内海薫は綾音の些細な行動や言動から疑念を抱くもののアリバイを崩すことができず、遠くから人を殺す方法がないかと捜査協力をしてもらっている大学の助教授・湯川学に相談をする。

そして湯川が出した答えは、理論上はあり得ても現実にはあり得ないという「虚数解」だった。

 

レビュー

 

トリックを語ってしまうとネタバレになってしまうのだが、タイトル「聖女の救済」の救済とは殺さないで猶予を与えている、ということ。

殺人事件があった時、警察は証拠探しと一緒に犯人のアリバイ、動機を探るがこの作品ではどれも見つけることができない。

 

どうして義孝は殺されたのか、どうして警察が証拠探しやアリバイ崩しに失敗したのかを知った時、とても切なく悲しい狂気を感じた。

生きていれば大なり小なり他人に殺意を抱いたり、憤りを感じたりするが、時間をかけて蓄積された恨みほど怖いものはない。

それは人を冷静に殺せるほどの狂気になる。

 

MUBOOK的評価

 

悲しい ★★★★☆
切ない ★★★☆☆
苦しい ★★☆☆☆
暗い  ★★☆☆☆
重い  ★★☆☆☆

合計 13/25★

病んでる度45%

 

映像で楽しみたい人は

 

冒頭でも紹介した通り、ガリレオセカンドシーズンの最終話に聖女の救済が映像化されている。

最終話だけのDVDは販売されていないみたいなので「聖女の救済」だけを観たい人はレンタルショップで探してみるがよろし。

↓こちらはガリレオセカンドシーズンが全て入ったDVDBOX。

 

まとめ

 

東野圭吾さんの作品はどれも読みやすく、トリックの解説もわかりやすいから推理小説が苦手な人でも楽しめる。

トリックだけでなく一つの物語として完成度が高く、とくに長編小説ではじっくりと作品の世界に浸ることができる。

 

「容疑者Xの献身」や「麒麟の翼」「天空の蜂」は小説を読んでいなくても映画を観て内容を知っている人もいると思うが、「聖女の救済」はドラマの最終章で放送されただけだから内容を知らない人も多いだろう。

ミステリーや推理小説は何も知らないで読むのが一番楽しめるので、ドラマを観ていない人は是非読んでみてほしい。

 

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